ご覧になった方、是非コメント下さいね。
勝手にレビュープロジェクト第二弾は、ディリバレー・ダイバーズ4th DIVE
『忘却のエクストリームアイロニスト』
ディリバレー・ダイバーズは2008年に北海学園演劇研究会出身のメンバーで旗揚げし、
旗揚げ後いきなり二年間充電するというあまり聞いた事の無いプロフィールを持つ。
特色は『くだらない』を『真剣に』
ディリバレー・ダイバーズは今回初めて拝見したが、
中心メンバーである深浦佑太と岩杉夏とは共演させてもらう機会があった。
なるほど二人ともくだらない事に必死になっている。
その他にも過去に共演した菅原啓太、チヤゲンタ、入江千鶴香、下山美里も出演している。
さて会場の演劇専用小劇場BLOCHに入るとまず目に入ってくるのがギザギザの白い壁。
壁上部は白い布で覆われている。
何なのだこれは。
白い布はアイロンだからか?だとしたらこのばかでかいギザギザは何だ?
白いギザギザは客席上手側後方にまで及んでいる。客席が若干ぶっつぶされている。
こんなBLOCH見た事が無い。なんて事しやがるんだ。
ちなみにエクストリームアイロニスト、とはエクストリームアイロニングをする人の事で、
大まかに言ってしまうと野外でアイロンをする行為。
だが、庭でするようなものではなく、山の頂上や海の中、
サーフィンやカヌーに乗っている時にやるようなアイロンがけのこと。
エクストリーム=究極・極限という言葉通り、
普段アイロンをしない特別な場所でアイロンがけをすることを言う。
のだそうだ。
実在する行為だったとは思わなかった。
独特な世界感を持つと評判の深浦氏の想像上の競技(?)かと思っていた。
インターネットで調べてみると相当に興味深い。
俺もやってみたい、とうっかり言ってしまいそうになる。
こちらにエクストリームアイロニングの日本代表、松澤等氏の談話が載っている。
観劇する前に読んでおいても面白いだろう。
http://www.kakurega-online.com/blog_entry/2
さて『忘却のエクストリームアイロニスト』は、
トップアイロニスト・鉄野あいと彼女を取り巻く人々の物語。
富士山山頂でエクストリームアイロニングに没頭していた彼女は事故に巻き込まれ、
事もあろうか記憶喪失になってしまう。
事故。それとも…
自分の事を思い出してもらえない夫、
あいに密かに想いを寄せる同僚、
アイロンと触れ合う事で記憶を取り戻そうとするアイロニスト仲間達、
あいを傷つけたエクストリームアイロニングを憎み、姉を守るべく闘う妹…
様々な人たちが、あいによって、エクストリームアイロニングによって翻弄されていく。
あいもまた、思いと裏腹に逸れて行く日々に抗えずにいる。
本来 ”究極の達成感と癒し” になるはずのエクストリームアイロニング。
何事も、強すぎる力は諸刃の剣という事なのか。
アイロンでしわをのばす。
たったそれだけの事象だが、そこには人生が垣間見える。
人も、シャツも、強引に接しては愛しあえぬ。
人も、シャツも、互いを知り、認め、寄り添うからこそのばせるしわがある。
誰かを恨み辛み妬み嫉み僻み…
そんな時、心穏やかにアイロンがけしてみたら
少しだけ優しくなれるのかもしれない。
書いてて自分をアホかと思う。だが私はこう受け取った。
なるほど、『くだらない』を『真剣に』である。
だがただ笑わせるだけのコメディではない。むしろ壮大な愛の物語であった。
鉄野あいは、彼女をとりまく人々は、少なからず持ち合わす心のしわをどうのばしていくのか。
是非その目で確かめてみてほしい。
脚本を書いた深浦佑太はメインどころで出演もしている。
他劇団や様々なユニットに引っ張りだこの彼。
さすがに書いた本人だけあって言葉の説得力は頭一つ抜けているように見えた。
本作において、ナチュラルを攻める姿勢は貫いてもらいたい。
上手な役者なので、上手に流れすぎず、雄弁に正面切って愛を叫んでもらいたい。
岩杉夏は本作では最もエゴを貫く役だろう。
激情に任せて爆発するかと思えば、けなげな姿も垣間見せる。
狂気は簡単には演じれない、と深想逢夢・城谷歩が言っていたが、確かにそう思う。
この芝居の根幹であろう愛憎を支える岩杉がどこまで愛に裏打ちされたエゴを突き通せるか。
彼女次第でこの芝居の色が決まる。注目である。
最近では今年1月と3月、リリカル・バレットに出演し、着々とレベルアップ中の菅原啓太。
今回は事実関係を一つ一つ明確にしていく、いわゆる”めんどうな”役。
世界観を生むのが岩杉なら、菅原は輪郭を際立たせる役割か。
締める時にキュッと締める。キュッと締めつつユーモアを忘れない。
菅原を観れば今の雰囲気がわかる。ついつい菅原を観て安心したくなる。
菅原がそこまで行ってくれると役者とお客さんは安心して愛憎劇にのめり込める。
重責は期待の印。お客さんの視線を勝ち取ってほしい。
12人も出演する本作、全員紹介していたらキリが無いのであともう一人だけ…
チヤゲンタ。
気持ち悪いかった。
嗚呼、うっかり褒めてしまった。
褒めすぎてるので敢えて苦言を呈すならば・・・
役者より脚本の良さが目についた。
これを良しとする人も居るだろう。だが私は好きじゃない。
せっかく生で演じているのに。だったら小説にしてよ、って話になっちゃうので。
役者が脚本に隠れる、と私の周りではよく言う。
自分の吐く言葉の責任が脚本にある、と言えばわかりやすいか。
そうならぬよう、本番では全責任を背負い込むくらいの意気で臨んでもらいたい。
舞台で生きている、己の脚で立っている人間を観せてもらいたい。
とは言え、今日拝見したのはゲネプロ。
本日の初日からはググウッとやってくれると思います。
そんな『忘却のエクストリームアイロニスト』
本日初日は何と完売とか。
素晴らしい。
当日券は出ないそうです。残念。
でも土日のチケットがまだとれるそうです。
盛りだくさんのディリバレー・ダイバーズ、チケット代分は十分楽しませてくれそうです。
週末お時間ある方は是非BLOCHへ。
これからも活躍していくであろうディリバレー・ダイバーズ、
まだ観てない方はこの機会に見知られてはいかがでしょうか。
世の中には色んなお芝居があります。
私は演劇が嫌いだったのでよーっくわかりますが、演劇ってとっつきにくい。
観てるこっちが恥ずかしくなる、
説教臭い、
押し付けがましい、
自己満足を見せられる、
その他諸々…
なので最初の出会いがとても重要で。
その点、『忘却のエクストリームアイロニスト』は初めての方でもちゃんと楽しめる作りになっていると思います。
今まで芝居を見た事無かった方、本作で観劇デビューしてみませんか?
生の芝居、中々に良いものですよ。
観劇された方のコメントお待ちしてまーす♪
ディリバレー・ダイバーズ
『忘却のエクストリームアイロニスト』
脚本:深浦佑太
演出:谷原聖
出演:深浦佑太
吉田美穂
北山光次朗
篠田なつみ
岩杉夏
入江千鶴香(Rosy☆Romp)
櫻井保英(yhs)
下山美里(Rosy☆Romp)
菅原啓太
曽我夕子(yhs)
田所竜一(同人演劇団「想演」)
チヤゲンタ(COLORE)
舞台美術:上田知
象徴:荒川創
制作:五十嵐玲美、川上麻緒、渡辺真由子、若林宗由
フライヤーデザイン:松本汐加
日時:4月20日(FRI)20:00
21日(SAT)14:00/19:00
22日(SUN)13:00/17:00
※開場は開演の30分前です。
会場:演劇専用小劇場 BLOCH
(札幌市中央区北3条東5丁目5 岩佐ビル1F)
011-251-0036
料金:前売り 1500円
当日 1800円
お問合せ:090-8374-8068(イガラシ)
Web:http://www.derivalley.net/
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パブリックコメントにご協力ありがとうございました!
我々の声がきちんと反映されるよう、厳しく見守ってまいりましょう。
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2012年04月20日
2012年04月13日
2012年04月10日
川井"J"竜輔プロデュース J.P.G 第2試合 MIXタッグマッチ『おとなげないじかん!!』

2011年11月。
第1試合をコントで勝利したJ.P.G。
第2試合は芝居で勝負!!
豪華出演陣を迎えてのミックスタッグマッチだ!!
川井"J"竜輔プロデュース J.P.G 第2試合 MIXタッグマッチ
『おとなげないじかん!!』
苦味を旨さと感じられた頃、
人は皆、キラキラと輝く"子供らしさ"より、
漆黒に染まる"おとなげ"を求め出す。
しかし、"おとなげ"は陽炎。
昨日見つけた"おとなげ"は、いとも儚く明日に消えた。
さあ、『おとなげないじかん!!』が、また始まる。
【脚本・演出】
江田由紀浩
【出演】
川井"J"竜輔
小島達子(劇団イナダ組)
明逸人(RUSH!!)
脇田唯(POST)
江田由紀浩(劇団イナダ組)
【カメオ出演】
納谷真大(イレブン☆ナイン)
大森俊治(ロミオマシーン)
谷口健太郎(リリカル・バレット)
【日時】
4月10日(火)/11日(水)/12日(木)
※全て19:30開演。開場は19:00。
【会場】
cube garden(札幌市中央区北2条東3丁目2-5)
【料金】
前売2,500円/当日3,000円
【チッケト取扱】
ローソンチケット(Lコード 18796)
※2月11日(土)発売。
【お問い合わせ】
cube garden(TEL 011-210-9500)




