IMG_1824.JPG

2012年06月15日

『天国への会談』を終えて。@

天国への会談 フライヤー.jpg




怒濤の一ヶ月でした。
イレブン☆ナインVol.9『天国への会談』
終演してもはや五日経ちますが、未だ余韻冷めやらぬといった感じです。

ご来場いただいた皆々様方、本当にありがとうございました。
ヨサコイと丸かぶりだったにも関わらず、大勢観に来て下さいました。
そんですごい素敵な拍手をくれて。

札幌で観る芝居のラストはだいたい、暗転して、明転したら役者がズラッと並んでて、
あ 終わりなのね、っつって拍手、って感じですが、今回は違いましたもんね。
ラストシーンで灯りがカットアウトした直後にババー!!って拍手!!
あれは嬉しかったなああ。
今回もたくさんの方々に支えられて無事公演を打つ事ができました。

前説してくれた大森俊治君。
相変わらず見事な前説でした。
あの前説があるのと無いのとでは芝居に入る感じが全く違うもの。
それは俺らもだけど、お客さんもそうだよね。
どういう姿勢で椅子に座ってていいのかを、前説で何となく説明してくれているという。
いつだって緩く観てほしいけど、(最低限のマナーは守りつつね)
やっぱりお芝居って観る方だって緊張するでしょう。
お客さんとの垣根の取っ払われた状態でオープニングを迎えれるこの贅沢。
俊治君、君は我々にもはや欠かせません、前説師として(笑)
いやいやホントありがとう!

アフタートークの司会をやってくれたカジタさん、ありがとうございました!
カジタさんには男女座の時に散々ご迷惑をかけ且つ散々ご協力を頂いておりまして・・・
頭上がらないっす(笑)
今回も散々ご協力いただきました!
宣伝にも力貸してくださって。
おかげでアフタートークも好評でした♪
ありがとうございます!!

大勢の協力者の力のおかげで成り立ってますホント、毎回。
感謝感謝感謝感謝です。




さてさて。
芝居の話でも。

今までだって楽な公演なんて一度も無かったわけですが。
今回も相当にしんどかった。

まずはプレッシャー。
四月のJ.P.G第二試合『おとなげないじかん』
この時の”キッペイ”という役がとても好評でした。
キッペイは納谷さんのアドヴァイスや、江田さんの根気強い演出のおかげで成り立ったもので、
正直自分の血肉になった感じがまだしてないのです。
そんな中での『天国への会談』稽古への突入。
必死にあの感じを思い出そうとしますが、そう簡単なものではなく。
江田さんや達子さんからは、まぁ 元の逸人だね、的な評価。
わかっちゃいる・・・わかっちゃいるが、できん!!

逸人、こないだは良かったのにー。

って言わせちゃならんのに!!


そしてもう一つは”再演である”という事。
稽古始まってすぐ、初演のDVDを借りて観ました。
お話としては首をかしげる部分はあったものの、やはり芝居は見事。面白い。
個々の巧さはもちろん五人の幼なじみ感というか、わかりあってる感がヒシヒシと伝わって来る。
DVDなのに。
これはヤバいなと思いました。
初演の五人は富良野塾で培った確かな技術に加え、一緒に生活し、戦った歴史がある。
今回再演するにあたって、そこが一つのポイントだと思いました。
ケンカもするけど仲はいい。
そこにどう行き着けるか。
俺には彼らのような技術も歴史も無い。
さて、どうするか。

仕方無いので。
いっぱい話そうと。
今回の五人の中で初共演はチー坊役の圭志さんと、石井役の山下君。
二人ともとっても気さくに俺に話しかけてくれて。
人見知りの俺としてはめちゃめちゃ助かりました。

圭志さんはまっすぐにまっすぐに必死に稽古に臨んでいました。
まさにひたむき、という言葉がぴったりの稽古風景でした。
シーン中、台詞は無いけど、何度もケンと目を合わせてくれて。
稽古する度その数が少しずつ増えるのが密かな楽しみでした。
俺、何故か勝手に”杉野圭志さんは怖い人”って思ってて(笑)
いざ会ったら世界一いい人の一人でした(笑)
そのいい人さ加減はチー坊にガッツリ反映してて。
チー坊の人の良さは作品全体にガッツリ影響してて。
ある意味で五人の象徴のようなチー坊だったように思います。
また是非一緒に舞台に立ちたいです。


山下君はアレで初舞台!
やー。
奇跡の人ですよ。
あり得ないですよ、初舞台でアレだけの重責を果たすなど。
当初はもっと出番の少ない役で、という話だったみたいですが、
いやいやアレくらいが丁度良いですよ彼には。
石井は五人にとても良いアクセントを加えてくれました。
石井のおかげで会話にタメができたり、
一瞬ちょっとだけ冷静になれたり、
会話や雰囲気に緩急がついたんじゃないかと。
石井が山下君じゃなかったら、作品の質感が全くの別物になってたんじゃないでしょうか。
山下君、今年の夏には中国に勉強しに行っちゃうとか。
惜しい。実に惜しい逸材です。
納谷さんの演出に必死に食らいつく姿、やりきった後の楽屋での涙、
俺は忘れねーぜ。一生言ってやるぜ(笑)
これに懲りずまた芝居やってみたいなーって言ってくれたら嬉しいなあ♪


もう一人いっぱい話さなきゃいけない人が。
タケ役、主宰・納谷真大。
『おとなげないじかん』の時に初めてお話させてもらって、
ありがたい事にその時に出ない?って誘ってもらって。
今回は役としてガッツリ絡むと聞き、ビクビクしながらも
たくさんコミュニケーションとろうと色々けしかけました。
納谷さん、俺の事たくさん気遣ってくれて。
江田さんにこぼしたくらいです、何なの??あの優しいおじさんは??って(笑)
納谷さんのタケは共演者としてあまりに高いハードルでした。
稽古中、横目でタケさんを追ってしまって台詞遅れたりしてました。
ド下手クソな俺にたくさん物申したい事あったと思います。
今回は諸事情により俺への演出はそれほどでもなかったわけですが、
次回は!
次回こそはガッツリ喰らいついてご指導ご鞭撻を強要しようと思ってるので宜しくお願いします。


そんな五人の中において、残るはオアシス、バク役・江田由紀浩。
今回の江田さんは悩んでましたねー。
アフタートークでも言ってましたが、何故タケがバクに気を使うのか。
初演のバクはタケと同い年に見え、喧々諤々やり合いつつも仲は良い、
という関係を見た目ですでに構築できていました。
でも今回はそうもいかない。
下手したらケンやチー坊より若く見える江田さん演ずるバクに、
タケと張り合う説得力をどうやって出させるか。
出口の見えないトンネルにはまってしまった感じでした。
ちょくちょく見え隠れする”バクらしさ”みたいなものが、
あるシーンではハマるけど、あるシーンでは全くハマらない。
難しい役だったろうと思います。
俺としては稽古終盤、ケンとのケンカの前後のシーンの稽古をしている当たりから
江田さんのバクが通りだしたのかなと思いました。
深夜に及ぶ稽古の中、中々入らない台詞に四苦八苦しながらも掴んだバク。
悩み抜いて、結果、良い役になったんじゃないでしょうか。
俺もケンカの前後、バクと真っ正面からぶつかるシーンは、
悔しくて悲しくて腹立って涙を必死にこらえました。
頭にきたな〜。
江田由紀浩、いい役者ですよ。

そして。
今回のド主役、ルカ・小島達子。
江田さんと並んで最も再演のプレッシャーを感じてたんじゃないでしょうか。
初演のルカの存在感があまりに大きく、そこに挑戦するのは本当に辛い作業だったと思います。
でもそこはさすが札幌No.1コメディエンヌ、見事にやってのけてしまいました。
舞台上でリアルに圧倒されました。
芝居する必要が無いシーンが幾つもありました。
達子さんが居なかったら『天国への会談』は再演されなかったでしょう。
あのルカを他の誰ができるって言うんだ?
あれだけの芝居ができる達子さんがまだまだ高みを目指してるというのに、
その傍らで下手な芝居打てません。
やるからにはもっと。
もっともっと上手く。
達子さんと芝居やるって事はそういう事なんだなあと、
今回つくづく思いました。


あー。
長くなってしまった。
続きはまた今夜にでも書こう。
次は新たなる挑戦、劇中曲制作について書こうかしら。





posted by 明逸人 at 17:21| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/275294806
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック