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2012年06月16日

『天国への会談』を終えてA




今回は人生初のトライに身を投じました。

劇中曲の作成。

以前から自分の曲だけで芝居を一本打てたら・・・とは思っていました。
そのシーンの為だけの音を作りたい。
そうすれば著作権など一切気にせず映像にできるし。
でも自分の能力では不可能だと思っていました。

そういえば、と思い返せば。

そもそも役者ができると思ってなかった。
脚本を書けると思ってなかった。
フライヤーをデザインできると思ってなかった。

今までも出来ないと思っていた事だらけだったじゃないか。

今回、稽古場で曲の話になった時に、結局誰にも頼めなさそうだから、
既成の曲で行くって事にする?って話になってて。

『天国への会談』のメンツを見た時に、これがDVDにならないのはあり得ないと思いました。
メインキャストの多くが道外の方にも知ってもらっていたし、
今回の公演はたったの二日間、道内のお客さんさえ来れない方が大勢いらっしゃるかもしれない。
しかもヨサコイと丸かぶり。
尚更DVDにすべきじゃないか。

実績の無い俺がいきなり曲やりますって言ったって信用できるわけがない。
結果的にもし既成の曲を使う事になったとしても、可能性ある限りトライしてみようじゃないか。
というわけで一曲ずつ作り始めました。
まずはルカ登場のシーンの曲。
初演ではテクノポップみたいな曲でしたが、俺にはテクノの知識も技術も無いので、
ゴリゴリのロックに。
幸い納谷さんも達子さんも面白いと言ってくれて。
最初の一曲が受け入れられたので2曲目、3曲目と作れたのかもしれません。

一日一曲ペースでできていったので、この調子ならいけるのではと思い切って納谷さんに直訴。
正式に曲、やらしてもらっていいですか、と。
納谷さん快諾。
これでもう逃げ場はなくなったわけです。
きっちり揃えなければ。
全8曲。
初体験にしちゃちょっと多いよなー。

そしてやはり事はそう上手くは進まず。
ラスト前の曲のイメージがどうしても合わない。
色々アレンジを変えて持って行くんだけど、納谷さんのイメージにどうしても合わない。
日付はもう6月7日。
翌日は劇場入り。

間に合わないんじゃないか・・・

その日稽古場に来た音響・ナナの提案により、
そのシーンの曲は他シーンで使う曲の一部をアレンジを変えて転用すれば?との提案が。
中々イメージの湧かないまま、稽古後ナナの言う通りに作って翌日劇場へ。
個人的な仕事の都合上、ナナとは打ち合わせできずに更に翌日昼のゲネプロへ。

ナナに言われるがままに作ったその音は、そのシーンに見事にはまっていて。
その時やっと俺の肩の荷は降りたのでした。


本番ギリギリまで続いた俺の初挑戦は、最後の最後、ナナの力を借り、ひとまずは成功しました。
なんてったってそれで無事本番を乗り越えたんですから。

これで『天国への会談』がDVDになるかもしれないと思うと、感無量です。実に気分がいい!
曲に関してはね。
役者としては相当不甲斐なかったり、思うところ山積ですが。

とてもとてもしんどい日々でしたが、得るものは莫大でした。
イレブン☆ナイン初出演だった上に、曲まで担当させてもらって。
歳を取れば取る程"初挑戦"からは遠のいて行くのではないでしょうか。
俺は幸運な事に初挑戦のチャンスをもらいました。
また芝居の為に曲を書く事があればいいなと思います。
すごい労力なので一度に8曲とかは避けたいですが(笑)

人間やってみりゃできるもんです。
役者なんて無理って、
脚本なんて書けないって、
思ってたもの。あの頃は。
いつもはあんまり自分を褒める気になりませんが、
今回ばかりは(曲に関して)褒めてやろうかなと思います。

お疲れさん、俺(笑)


『天国への会談』
終わってしまいました。
あっという間の1ヶ月、
あっという間の二日間。
もっともっとと欲が膨らむ公演でした。
もっと上手くなりたい、もっと良くなりたい。
もっと素敵なメロディを、もっとシーンに合った音色を。
毎日毎日毎日毎日考える。
皆が精一杯そうやって毎日を過ごして出来上がった『天国への会談』でした。
皆キツかったと思う。
でもその分素敵なものになったのではないかと思います。

ご覧いただいた方、ありがとうございました。
ご覧いただけなかった方、DVDになる事を祈って下さいませ。
協力して下さった方々ありがとうございました。
きっとまたお力借りると思います。宜しくお願いします。
不出来な俺を支えてくれた共演者の皆さん、どうもありがとう。
また是非ともご一緒したい。懲りずにお付き合い下さい。

もう少し余韻に・・・と言いたいところですが、出演者各々、もう次の作品へ向かっています。
今回得た糧をまた別の作品に生かし、願わくばまたイレブン☆ナインで相見えたいと思います。

それではまた会う日まで。

松井”ケン”堅太郎 改め 明逸人


posted by 明逸人 at 04:20| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする